【機械遺産】Vol.12
吉野山ロープウェイ
1929(昭和4)年3月、旅客運送用として千本口駅と吉野山駅間の全長349m、高低差103m、最急勾配27度、ゴンドラ2台で運行を開始した吉野山ロープウェイ(奈良県吉野郡吉野町)は国内現役最古のロープウェイであり、世界的に見ても最古級である。
2本の支索の間に走行機を配したえい索2本、平衡索2本による4線交走式機構を採用(現在は平衡索を1本にまとめた3線交走式で運行)し、勾配に合わせたゴンドラ形状が採用されている。さらに戦後主流となるロックド・コイル・ロープと呼ばれる表面を平滑化したロープの先進的使用もみられる。また架線支持部材や支柱は、架設した安全索道商会(現 安全索道株式会社)の保守...