現代社会を支えている便利な電気。
しかし、時として電気は危険な存在になることもあります。
そんな異常発生時に、人々の安全を守るのが遮断器です。
遮断器は負荷で異常が発生すると、電気を遮断して回路を保護し、事故を防ぎます。
今回は、この遮断器の仕組みをご紹介します。


遮断器は、一定以上の大きな電気が流れた時やショート(短絡)した時、漏電が生じた時に自動で電気を遮断します。遮断とは電気の流れを断つこと。電極接点を引き離すことで行います。しかし、電極接点が離れても接点間に存在する空気の絶縁破壊が生じ、電気が流れる現象が発生します。これがアーク放電です。遮断器には、このアーク放電を消滅させ確実に電気を遮断する重要な機能も備わっています。


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( vol.86・2016年5月掲載 )