【日立産機システム製品の基礎知識】Vol.07
遮断器編
現代社会を支えている便利な電気。
しかし、時として電気は危険な存在になることもあります。
そんな異常発生時に、人々の安全を守るのが遮断器です。
遮断器は負荷で異常が発生すると、電気を遮断して回路を保護し、事故を防ぎます。
今回は、この遮断器の仕組みをご紹介します。
遮断器は、一定以上の大きな電気が流れた時やショート(短絡)した時、漏電が生じた時に自動で電気を遮断します。遮断とは電気の流れを断つこと。電極接点を引き離すことで行います。しかし、電極接点が離れても接点間に存在する空気の絶縁破壊が生じ、電気が流れる現象が発生します。これがアーク放電です。遮断器には、このアーク放電を消滅させ確実に...