【日立産機システム製品の基礎知識】Vol.02
モータ編
発電所でつくられた電気は、効率的に遠方に送るため、変圧器で電圧を上げています。
しかし、そのままでは使えないので、
再度、変圧器で住宅、工場やビルなどで使用できる電圧まで下げます。
今回は、電気の電圧を自由に変える変圧器の仕組みをご紹介します。
変圧器は鉄心とコイルによってできています。1次側(電気を受ける側)のコイルに電気を流すと鉄心に磁力が発生。磁束となって鉄心の中を回り、2次側(電気を送り出す側)のコイルに電気が発生します。1次側コイルの巻き数と2次側コイルの巻き数に比例して電圧が変わるという性質のおかげで、2次側のコイルの巻き数が1次側の2倍なら電圧は1次側の2倍に。2分の1なら...