株式会社安川電機製作所(現(株)安川電機)が、モータ技術とその応用で製品化した国内初の全電気式産業用ロボット「モートマン(MOTOMAN)-L10」を開発・販売したのは、1977(昭和52)年のことである。同社は今では一般用語として広く定着している「メカトロニクス」という用語の生みの親でもある。本機は、従来の油圧式から全電気式にすることによって位置や速度の制御性に優れ、かつ、保守点検が容易なことから、アーク溶接やシーリング作業などで活躍する産業用多関節ロボットの基本形として活躍し、現在の産業用ロボットの原型となった。
 2021(令和3)年には、同社の産業用ロボットMOTOMANシリーズの累積出荷台数は50万台を達成し、国内外で大きな市場占有率を有するなどロボット大国ニッポンを支える存在である。2009(平成21)年には国立科学博物館の重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録され、2015(平成27)年には(一社)日本機械学会「機械遺産」に認定されている。本機は、日本の自動車部品メーカーに最初に納入された4台のうちの1台である。

所蔵 : ロボット村・安川電機みらい館
https://www.yaskawa.co.jp/company/robotvillage

引用 : 日本機械学会「機械遺産」 機械遺産 第76号
https://www.jsme.or.jp/kikaiisan/heritage_076_jp.html
協力 : 株式会社安川電機
https://www.yaskawa.co.jp/

( vol.148・2026年9月掲載 )

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