例えば高いビルの洗面所。蛇口をひねると水が出て、当たり前のように使えます。
また広々とした工場のすみっこでも、蛇口があれば水が出ます。
なくてはならない水を、いつでもどこでも使える便利な社会を支えているのがポンプです。
今回は、水を低いところから高いところに揚げたり、
遠くに運んでくれるポンプの仕組みをご紹介します。


ポンプにはさまざまなタイプがありますが、広く使われているものに遠心ポンプがあります。水を汲み上げたり送り出したりするには、水に満たされたポンプの中で羽根を勢いよく回転させることで水にエネルギーを与えます。この回転する力によって生まれたエネルギーで、水を運びます。この原理は、雨水がついた傘をくるくると回転させると、傘の先から水滴が飛んでいく様子に似ています。単純な原理ですが、清水や汚水、薬品など、さまざまな液体を運ぶことができるのです。


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( vol.85・2016年3月掲載 )